『団子刺し』の話
今日は午後から団子刺しをしました。センターハウスはまた少し華やかになりましたヨ。
山形ではほとんどの方はご存じの行事ですが、知らない方の為に団子刺しを説明しておきます。 団子刺しは正月15日(旧暦では2月)に昔から家庭で行われる正月行事です。以前は主婦が中心に団子を作り、子供からお年寄りまでが喜んで、山から切ってきた木に団子を飾る手伝いをしました。また米俵、宝船、小判などを紙で作って飾ったと云われます。またこの時期にフナセンベイというモナカで作られたた赤、白、緑、黄、紫など色とりどりの団子に見立てたものや鯛や七福神など正月飾りが八百屋で売り出されました。山形でも地域によって飾り付けは少しずつ異なる様で置賜地方では繭玉を飾った記録も有ります。年初めに農業や商売それぞれの繁栄を願って華やかに家の中を飾り付けます。 |
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ミズキの枝 (冬場) | ミズキの枝 (夏場) |
飾り付けをする木はいくつか話がありますが、ミズキの枝を用いるのが主流です。ミズキは冬期に枝が赤くなり見栄えが良い事と枝を切っても成長が早く、枝が広がるのも縁起が良いとされます。山形では『ミズキ』より『ダンゴギ』の名前で親しまれています。 最近では、団子刺しをする家庭は少なくなり、幼稚園や学校などの行事として飾られているのをよく見かけます。 |